自転車を長く利用していれば、突然の故障で悩まされることがありますが、正しい知識を持っていれば十分に対処できます。
部品の異常を素早く察知できれば、修理の手間を省くことが可能になり、メンテナンス費用の削減にもつながります。
自転車の部品で特に故障しやすいのは、チェーンなどの駆動系ですが、走行距離によって消耗度が違ってきます。
ロングライドを頻繁に行う人であれば、チェーンやタイヤの摩耗が早くなりますから、交換の時期を見極めることが大切です。
長い距離を走らない場合であれば、部品の交換頻度も低くなるために、自転車のメンテナンス作業を疎かにしてしまうこともあります。
自転車は使っていなくても、紫外線や雨風の影響で部品の劣化が進む乗り物ですから、手入れを怠ってはいけません。
見た目では異常がないようであっても、部品の劣化は少しずつ進行しています。
タイヤの交換時期を見誤ってしまえば、サイクリング中にバーストすることもあるため、裂け目があれば早めに取り替えることが重要です。
自転車を長持ちさせるためには、すぐに修理するということが大切です。
例えば、タイヤがパンクしたときに、放置して使い続けていると、タイヤに修理できないほどの大きな穴があいてしまい、タイヤの交換が必要となってしまいます。
それだと、無駄な経費がかさみ、もう一度新しいのを買いなおしたほうが安いのではないかという状況に陥ってしまいます。
大事なのは、タイヤだけではありません。
タイヤ以上に、ブレーキが大事となってきます。
なぜなら、ブレーキの修理は命にかかわる問題だからです。
坂を下るとき、ブレーキが壊れていたとしましょう。
そのとき、自転車の速度を緩めることができずに、どんどん加速してしまいます。
そうすると、バランスが不安定になり、こけたり曲がることができずに壁にぶつかったりして怪我をしてしまいます。
最悪、道路に投げ飛ばされると、車にひかれるなどして、死にいたる危険性もあります。
そういったことにならないためにも、しっかりと修理していくことが大切になってきます。
2016/7/7 更新