自転車はチェーンでペダリングの動力を受けて走ることができますが、チェーンは駆動抵抗が大きい性質があります。
この抵抗を軽減できるのがチェーンオイルです。潤滑力を高めたり耐久性、汚れにくいなどいくつか種類がありますが、ペダリングを軽くするのは潤滑性能に特化したオイルです。
このオイルは粘度が低いのが特徴で、チェーンの摩擦を減らせます。少しペダルを踏み込んだだけでチェーンの回りが良くなるので、長距離で自転車に乗る時に体力を消耗しません。チェーンがスムーズに動くとギアからギアに変わる変速動作も速くなります。
高性能のチェーンオイルを使う前は、既にチェーンに以前のオイルが付いているので除去して効果を出やすくします。店で販売されている自転車やパーツ用品のチェーン本体にもサビないようにオイルが塗っているので、新品であっても取り除きます。チェーンクリーナーを使うと綺麗に落ちます。
洗浄後はクリーナーが残っているとオイルを足しても分解されるので、よく乾かします。チェーンのリンク部分にオイルを少しずつ塗り、全てが終わったらクランクをゆっくり回してリンクを動かします。
チェーン表面にオイルは不要なので、余分なオイルは布ウエスで拭き取ります。
自転車は粗大ゴミなので、自治体に連絡して回収してもらうかゴミ処理センターに自分で持って行って処分します。家具や電化製品とは異なり車体番号や防犯登録から所有者を簡単に見つけることができます。
悪質な不用品回収業者はゴミとして捨てずに転売することもあります。そのような場合は、ある日突然自転車を盗難されなかったか警察から連絡が届きます。
防犯登録の会場は自転車協会に加入しなければできませんが、悪質でなくても個人経営のリサイクルショップは加入していないことがあります。連絡された時点で、リサイクルショップに売ったことを伝えれば問題ありません。
盗難された自転車をリサイクルショップなどに渡した場合、買った証拠が見つかり次第転売したリサイクルショップはお咎めなしで自分だけが窃盗罪で逮捕されます。
本来リサイクルショップは再利用の時に所有者を確認して証拠を残す必要があります。所有者は個人情報を記入する用紙を渡されますが、これが再販の同意書である場合は処分するのではなく、転売することが目的です。
元々需要が高いので1台当たり1000円以上で転売することがあります。処分してもらう時は相手の素性をしっかりと確認するのが良いです。
Last update:2018/6/6